2025年6月21日にkagaspa trailの50kをルナサンダルで走ってきました。

6/20金 レース前
この日は平日ですが、仕事をおさぼりして石川県に向かいました。
おさぼりとはいえ、近年はインターネットを介してできることも多く、お客さんに迷惑はかけずに済んだと思います。
お仕事のご依頼をいつでもお待ちしています。
富山県に入ったあたりで昭和63年製の相棒のエアコンガスが切れ、そのガスは普通のガスではないため補充もできず、灼熱の車内でその後栃木に戻るまで移動することになりました。今ではいい思い出です。
その後山中座で受付を済ませ、5kmほど北にある山代温泉の宿へ。
当初車中泊を考えていたのですが、エントリー時に駐車場とシャトルバスの申し込みを忘れていて、気付いたときには締め切られていました。
車中泊をするにしても近隣にコインパーキングもなく、スタート地点までの移動手段もみあたらず、やむなく宿を探しました。
山中温泉付近の宿はどこも高額で頭を抱えていたら山代温泉で素泊まり1万円ちょっとの宿が見つかり、そこでお世話になります。
朝晩温泉も入れて、翌日のゴール後(夜)までの駐車もご快諾いただきとても助かりました。
6/21土 レース当日
スタート地点へ 06:50
スタート地点まで5kmほどは、ウォーミングアップがてら走って現地に向かいました。
道中そのような人は1人もおらず、みんなバスやタクシーで向かっていたようです。
次々に追い越すバスに乗るランナー達の視線を感じながら現地に向かいました。
現地到着後はスタートまで時間があったので近所を散歩したり、

wave2の僕より10分前にスタートするwave1のスタートを足湯に浸かりながら見送ったりしていました。

スタート 08:40

今回足元はルナサンダルのベナードで走り、海外ランナー含め多くの方に声をかけていただきました。
スタート待ちでも隣のタイ人の方と「オー!サンダァル!」「イェスサンダァル!」とひと盛り上がりしました。
スタート後トレイルに入ってすぐにwave1に追いつき渋滞。
前後の方たちとおしゃべりしながらじわじわと進みました。

足痛い 12:30
CP1九谷親水公園からAS3今立あいおす広場間の山が水を含んだ粘土質な路面で、サンダルと足の間に泥が入り踏ん張りが効かなくなりました。
それによって左足裏にマメができ、右足はへんな足の着き方をして外側くるぶし付近を痛めます。
ベナードじゃなくMONO(ルナサンダルのもうちょっと厚みとグリップのあるモデル)にすべきだったと反省しました。

枯れる 14:30
AS3今立あいおす広場からAS4三重子登山口まで、約11kmのギザギザトレイルで水がなくなりました。
トレイルとはいえ日中の低山なので、ずーっと暑かったです。
ちなみにこの日は隣の小松市が日本一暑い日で、37℃ぐらいになっていたそうです。
僕は汗っかきなのと、毎回水不足気味になるので、今回は2Lの水を持っていきました。
そんななか山中で真っ青になってへたり込む外国人ランナーがいて、「ノーウォーター?」と聞くとうなずきます。
実はこんなときに備えて2Lと多めの水を持っていたので、自分の分も残しつつ水を分けてあげました。
そうしたら隣にも枯れ果てた日本人ランナーがいたので、彼にも水を分けて上げました。
そして僕が枯れます。
なんとか次のエイドにたどり着き、そこで飲んだ水がめちゃくちゃに美味しかったです。

足とても痛い 15:30
CP2鞍掛山登山口に到着するころには左足のマメは潰れて足をつくたびに痛み、右くるぶしの痛みも悪化するばかり。
水がしみるので、ドボンや掛水も控えがちになりました。
ほとんど走れないけど歩けるし、気持ちは折れていないのでゴールを目指します。
テーブルでマメに絆創膏を貼ったりしていたら、同じテーブルを囲む韓国人、香港人、日本人たちとサンダルをきっかけにひと盛り上がりしました。
「(たぶん)みんながんばろうね!」といってそれぞれコースに戻ります。

ゴール 19:23
19時23分にゴールしました。10時間43分。
あまりの嬉しさに、自己肯定感が音を立てて芽生えてきました。

ゴール後
ゴール後は宿まで走って帰るつもりだったのですが、もはや歩く力もありません。
いくつかのタクシー会社に電話して、30分ほどで来られるというタクシーを待ち、無事にクルマに戻りました。
マメは泥を洗ってキズパワーパットを貼り、右足首はその後2週間ぐらい痛みが残りました。
その間痛みが引かないので整形外科でレントゲンを撮ってもらい、異常なしと診察してもらいましたが、そのレントゲンで過去に骨折していた形跡があり、少し不思議な体験をしました。
持ち物
今回のレースでは水を2Lと多めに持っていったのと、ジェルを持たずにいきました。
甘い補給ジェルが苦手なんです。
代わりにミックスナッツとデーツと塩をジップロックに入れたものを持っていき、これがずっと食べられたのでよかったです。
これだけじゃないと思うけど、足攣りもほとんどありませんでした。
当面この補給で行こうと思います。
あとは塩分のタブレットやANDO、KODAのパウダーなども持っていきました。
総評
暑い
なによりも「暑かった」が最初の感想です。心配な人は水を多めに持つことをおすすめします。
僕自身も枯れましたが、道中そんな人がたくさんいました。
(僕が知る限り)大きな事故や被害がでなくて、たぶん全員無事だったのでそれがなによりです。
100kのほうはエイドに食べ物がなかったり水が制限されたりしたそうなので、遥かに大変だったろうと思います。
今回クルマのエアコンが壊れていたこともあり、全体を通して「暑かった」です。
景色はそんなに楽しめなかった
100kのコースに含まれる大日山なんかは高山の気持ちよさそうなトレイルがあったのですが、50kは低山が続くのでせっかく遠征するならそういうところを走りたかったです。
そんな人は100kがよいかと。
レース写真がありがたい
レースの写真はSportgrafというサービスで、写真を選ぶときブラウザ上で自分の写真を撮り、それで検索ができるので探す手間がゼロでした。
そして1枚だけで買うとそこそこ高いのですが、まとめ買いが(僕の場合40カットぐらい)が$35だったので思わず買ってしまいました。
他のレースだと1枚2,000円とかするので買う気が起きませんが、まとめ買いは嬉しいですね。
いつか100kにも参加してみたいです。
