2025年鹿沼秋まつりの振り返り

10月11日-12日に開催された鹿沼秋まつり例年どおりまちなか交流プラザで出店しました。
お立ち寄りいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
お会いできた皆さんの顔を思い浮かべ、嬉しい気持ちでいっぱいです。

僕たちのこのブースは鹿沼のすごい木工プロジェクトとして2011年から秋まつりに出店していて(最初の2年ぐらいは「屋台屋」)、コロナと台風の影響で秋まつりがお休みだった期間を経て、現在は関係各社がそれぞれで出店しています。
僕は2015年に事務局就任して以来「鹿沼のすごい木工の事務局」として参加し、その後はkanumanoとして出店してきました。(去年は間違って内田商店で)
ここに向けてさまざまなアイデアをひねり出し、試作と失敗を繰り返し、個人的にはおもしろいことができました。
そんな楽しい秋まつりですが、「秋まつりで篠笛を吹きたい」という新たな夢を抱いてしまったため、来年からは出店をお休みする予定です。
当店は出店しませんが、この形態での出店は続くはずなので、これからもよろしくお願いします。

そして例年、鹿沼のすごい木工の発足に大きく関わった内田洋行さんとその愉快な仲間たちが泊りがけで遊びにきてくれて、土曜夜の宴会を楽しんでいます。
それがずっと羨ましかったので、来年以降は昼はお囃子、夜はこっそり抜け出してこっちの宴会というスタイルにしたいと思っています。

あと秋まつり以外のイベントは今後も出店予定です。
今週末10/19(日)は鹿沼花木センターのもくもくまつりに出店します。
僕が知る限り木工系のイベントでは一番魅力的なイベントなので、ご家族、ご友人、ご親戚、ご近所さんなどお誘い合わせのうえ遊びにいらしてください。


余談ですが、12月14日(日)にこの花木センターと茂呂山公園がコースとなって開催される茂呂山トレイルリレーマラソンにエントリーしました。
僕と娘(小3)と息子(小1)の3人でタスキを繋ぐ予定です。
「タスキを繋ぐ」って憧れますよね。
これまたきっと楽しいイベントなので、ご家族、ご友人、ご親戚、ご近所さんなどと一緒にチームを組んで、一緒にタスキを繋ぎましょう。
1周3kmほどで、秋まつり翌日の疲労困憊おじさんでもぎりぎり行けるおもしろコースでした。
普段走っていない人でもハイキング感覚で楽しめると思います。

kagaspa50レポート

2025年6月21日にkagaspa trailの50kをルナサンダルで走ってきました。

6/20金 レース前

この日は平日ですが、仕事をおさぼりして石川県に向かいました。
おさぼりとはいえ、近年はインターネットを介してできることも多く、お客さんに迷惑はかけずに済んだと思います。
お仕事のご依頼をいつでもお待ちしています。

富山県に入ったあたりで昭和63年製の相棒のエアコンガスが切れ、そのガスは普通のガスではないため補充もできず、灼熱の車内でその後栃木に戻るまで移動することになりました。今ではいい思い出です。
その後山中座で受付を済ませ、5kmほど北にある山代温泉の宿へ。
当初車中泊を考えていたのですが、エントリー時に駐車場とシャトルバスの申し込みを忘れていて、気付いたときには締め切られていました。
車中泊をするにしても近隣にコインパーキングもなく、スタート地点までの移動手段もみあたらず、やむなく宿を探しました。
山中温泉付近の宿はどこも高額で頭を抱えていたら山代温泉で素泊まり1万円ちょっとの宿が見つかり、そこでお世話になります。
朝晩温泉も入れて、翌日のゴール後(夜)までの駐車もご快諾いただきとても助かりました。

6/21土 レース当日

スタート地点へ 06:50

スタート地点まで5kmほどは、ウォーミングアップがてら走って現地に向かいました。
道中そのような人は1人もおらず、みんなバスやタクシーで向かっていたようです。
次々に追い越すバスに乗るランナー達の視線を感じながら現地に向かいました。
現地到着後はスタートまで時間があったので近所を散歩したり、

wave2の僕より10分前にスタートするwave1のスタートを足湯に浸かりながら見送ったりしていました。

スタート 08:40

今回足元はルナサンダルのベナードで走り、海外ランナー含め多くの方に声をかけていただきました。
スタート待ちでも隣のタイ人の方と「オー!サンダァル!」「イェスサンダァル!」とひと盛り上がりしました。
スタート後トレイルに入ってすぐにwave1に追いつき渋滞。
前後の方たちとおしゃべりしながらじわじわと進みました。

足痛い 12:30

CP1九谷親水公園からAS3今立あいおす広場間の山が水を含んだ粘土質な路面で、サンダルと足の間に泥が入り踏ん張りが効かなくなりました。
それによって左足裏にマメができ、右足はへんな足の着き方をして外側くるぶし付近を痛めます。
ベナードじゃなくMONO(ルナサンダルのもうちょっと厚みとグリップのあるモデル)にすべきだったと反省しました。

枯れる 14:30

AS3今立あいおす広場からAS4三重子登山口まで、約11kmのギザギザトレイルで水がなくなりました。
トレイルとはいえ日中の低山なので、ずーっと暑かったです。
ちなみにこの日は隣の小松市が日本一暑い日で、37℃ぐらいになっていたそうです。
僕は汗っかきなのと、毎回水不足気味になるので、今回は2Lの水を持っていきました。
そんななか山中で真っ青になってへたり込む外国人ランナーがいて、「ノーウォーター?」と聞くとうなずきます。
実はこんなときに備えて2Lと多めの水を持っていたので、自分の分も残しつつ水を分けてあげました。
そうしたら隣にも枯れ果てた日本人ランナーがいたので、彼にも水を分けて上げました。
そして僕が枯れます。
なんとか次のエイドにたどり着き、そこで飲んだ水がめちゃくちゃに美味しかったです。

足とても痛い 15:30

CP2鞍掛山登山口に到着するころには左足のマメは潰れて足をつくたびに痛み、右くるぶしの痛みも悪化するばかり。
水がしみるので、ドボンや掛水も控えがちになりました。
ほとんど走れないけど歩けるし、気持ちは折れていないのでゴールを目指します。
テーブルでマメに絆創膏を貼ったりしていたら、同じテーブルを囲む韓国人、香港人、日本人たちとサンダルをきっかけにひと盛り上がりしました。
「(たぶん)みんながんばろうね!」といってそれぞれコースに戻ります。

ゴール 19:23

19時23分にゴールしました。10時間43分。
あまりの嬉しさに、自己肯定感が音を立てて芽生えてきました。

ゴール後

ゴール後は宿まで走って帰るつもりだったのですが、もはや歩く力もありません。
いくつかのタクシー会社に電話して、30分ほどで来られるというタクシーを待ち、無事にクルマに戻りました。
マメは泥を洗ってキズパワーパットを貼り、右足首はその後2週間ぐらい痛みが残りました。
その間痛みが引かないので整形外科でレントゲンを撮ってもらい、異常なしと診察してもらいましたが、そのレントゲンで過去に骨折していた形跡があり、少し不思議な体験をしました。

持ち物

今回のレースでは水を2Lと多めに持っていったのと、ジェルを持たずにいきました。
甘い補給ジェルが苦手なんです。
代わりにミックスナッツとデーツと塩をジップロックに入れたものを持っていき、これがずっと食べられたのでよかったです。
これだけじゃないと思うけど、足攣りもほとんどありませんでした。
当面この補給で行こうと思います。
あとは塩分のタブレットやANDO、KODAのパウダーなども持っていきました。

総評

暑い

なによりも「暑かった」が最初の感想です。心配な人は水を多めに持つことをおすすめします。
僕自身も枯れましたが、道中そんな人がたくさんいました。
(僕が知る限り)大きな事故や被害がでなくて、たぶん全員無事だったのでそれがなによりです。
100kのほうはエイドに食べ物がなかったり水が制限されたりしたそうなので、遥かに大変だったろうと思います。
今回クルマのエアコンが壊れていたこともあり、全体を通して「暑かった」です。

景色はそんなに楽しめなかった

100kのコースに含まれる大日山なんかは高山の気持ちよさそうなトレイルがあったのですが、50kは低山が続くのでせっかく遠征するならそういうところを走りたかったです。
そんな人は100kがよいかと。

レース写真がありがたい

レースの写真はSportgrafというサービスで、写真を選ぶときブラウザ上で自分の写真を撮り、それで検索ができるので探す手間がゼロでした。
そして1枚だけで買うとそこそこ高いのですが、まとめ買いが(僕の場合40カットぐらい)が$35だったので思わず買ってしまいました。
他のレースだと1枚2,000円とかするので買う気が起きませんが、まとめ買いは嬉しいですね。


いつか100kにも参加してみたいです。

鹿沼秋まつりの振り返り

10月は3週続けてイベントに出店しました。
前回のブログで紹介した製品をメインに、写真を撮るフレーム屋として、です。
お客さま含め、ご一緒いただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。

ご覧のとおり、とてもよいサービスができたとおもいます。

そしてもともとお祭りに苦手意識を持っていた僕は、年々お祭りが好きになっています。
大人になって住みはじめた土地でお囃子を始めたことと、ヒトとしての興味深さも強まっています。
最近サピエンス全史という本を読んで、ヒトの成り立ちと祭りに通じるものを感じるのです。

いわゆるヒトは250万年ぐらい前に誕生しました。
農耕の起源は1万年数千年前です。
そのころまではホモサピエンス以外の人類も存在していたらしく、人類の歴史で見るとホモサピエンスしかいない現在は歴史的には異常な状況ですね。
ホモサピエンスだけが生き残っている理由は諸説ありますが、その大きな要因のひとつにコミュニティの力があったらしいです。
祭りを通して、老若男女、年齢も仕事も趣味趣向も信仰も異なる「近所」という物理的に近くに住んでいるだけの関係性のヒトたちが一緒になって楽しむ。コミュニティの力を感じざるをえません。
そこには噂話もつきもので、噂話はコミュニティ内の情報をいち早く伝達します。
他愛もないこともあれば、危機やチャンスも。
現代でも噂話は光の早さで広がりますよね。
それに抵抗感を持つ人もいると思いますが、生き残るうえでとても重要なものでもあるのでしょう。
さらにホモサピエンスには虚構を信じる力があり、それがコミュニティの拡大に大きく影響したそうです。このあたりの話がとてもおもしろいので、興味があればぜひサピエンス全史を読んでみてください。

今回の僕は「仕事仲間」というコミュニティで参加したので毛色は異なりますが、これはこれで毎年集まる親戚集団のようで心地のよいものです。
仕事仲間は気が合わなければ付き合わないという選択もできますが、ご近所さんとはそう簡単にいかないところも面白さかなと思います。

なにはともあれ、お祭りがみんなにとって楽しい場であり続けてほしいと願っていますし、当店のサービスがそんな楽しみの一端を担える日を夢みてよりよくしていきたいと心から願っています。

木札にもな(り得)る杉製フォトフレーム

これまで鹿沼のすごい木工プロジェクトの事務局として秋まつりに出ていたのですが、今年ははじめて内田商店として出店します。
すごい木工のメンバーの白石物産さん、栃木ダボさんやいつもの製品(木んぎょすくいやお面、射的など)も出ます。
今年は高弁木工所さんや栃木デザインさんといった木工屋さんも出るので一層楽しみです。

そして当店の製品は、木札にもな(り得)る杉製フォトフレームです。

裏面は左から七宝、網目、麻の葉、立涌桜、青海波と縁起のいい和柄になっています。

イベント会場ではその場で写真を撮影し、その場でチェキフィルムに印刷します。
お祭りを背景に写真を撮って、思い出と一緒に写真をお持ち帰りください。
紐を通すとかわいい木札にもなり(え)ます。

付属の直径6mmのダボを使うと、逆さまにして自立するフレームになります。
穴が上の状態でチェキがぴったり収まる寸法なので、下の白い部分がちょっと出てしまうのもご愛嬌。
チェキのみ、フレームのみのご購入ももちろんOKです。

そして先日8月10日には益子夜市に出店してきました。
当日は僕自身が楽しくなってしまい、ことごとく写真の使用許可を取り忘れるという痛恨のミスがありました。

この浴衣美人のお客さまにはかろうじて帰りがけに声をかけ、使用許可をいただきました。
ほかにもよりよくするためのご意見や気付きもあったので、次回以降はよりよくなります。
(8月10日の益子夜市にご来店いただいたお客さま、どうもありがとうございました)

今後のイベント出店予定は以下のとおりです。
10月5日(土)雪峰祭@スノーピーク鹿沼
10月12日(土)-13日(日)鹿沼秋まつり@まちなか交流プラザ
10月20日(日)もくもくまつり@鹿沼市花木センター

鹿沼市内ばかりではありますが、それぞれほかの出店者さんも魅力的なものばかりなので、ぜひお越しください。

日光マウンテンランニングと七五三

11月12日(日)日光マウンテンランニングのミドル(約34km)に出走してきました。
日光東照宮をスタートし、気持ちの良いフカフカトレイル、霧降高原を駆け、キスゲ平の1445段の天空回廊を登って日光東照宮へ戻るルートです。
走るのが気持ち良すぎて、ゴールに近づくのがちょっとさみしいぐらいでした。
なにかちょっと目覚めてしまったような気分です。

そして翌週11月19日は日光で子供たちの七五三をしてきました。

カメラマン代を節約して自分たちでの撮影です。
カメラの腕はさておき、親だから撮れたであろう多くの写真が撮れたので結果的には満足です。
上の写真は今市の杉並木公園。高樹齢の杉並木をゆっくり眺められる神々しい公園です。
このあと東照宮、二荒山神社へ行き、外国の方にたくさん写真を撮ってもらいました。

日光の魅力を知ったような気になっていましたが、この2週間で大幅なアップデートがありました。
日光の深掘りにはまだまだ時間がかかりそうで楽しみです。