鹿沼市役所新庁舎の内覧会

7月31日、鹿沼市役所の新庁舎見学会に参加してきました。
新たな市役所はいたるところが木質化されていて、地元の木材がたくさん使われているそうです。
「木工のまち」としてこのように木材が使われることは市民としても嬉しいです。

新庁舎は”行政棟”と”議会棟”の2棟あり、まずは行政棟から。

市役所の玄関。見えにくいのですが、2Fには大型の組子が設置されています。
北向きなので写真では見づらいですが、実際にはもうちょっとよく見えます。
右側はの旧庁舎は工事中。

中から見た様子。
H鋼の隙間も木材が埋め込まれているので、たくさんの木が目に入ります。

行政棟1Fのカウンター。最も多くの市民が利用する場所でしょうか。
いっそデスクやロッカーも木質化したらかっこいいのにと思いますが、
安全性や耐久性、費用などを考えたら難しいのでしょう。たぶん。

市内の木工・鉄鋼事業者が製造するWooD INFILL(ウッドインフィル)も。
今後ほかの場所にも設置されるそうです。

1Fと2Fをつなぐ階段は、2Fの天井から1Fの床までズラーッと木が目に飛び込んできます。
養生が残っていて全体の写真を撮りませんでしたが、個人的に一番のビューポイントです。

5F(だったかな?)にCLTが展示されていました。
残念ながら構造材としては使われていないでうです。
個人的にはCLTで作ってほしかったです。
遠目にみても「木造建築物ドーン」という感じで。
言うが易し。

なんの部屋か忘れてしまいましたが、壁一面に大型の組子を設置したお部屋。

新庁舎からみた旧庁舎。あの煙突?はなんなんでしょう。今も使われているのでしょうか。

行政棟展望スペースにあったセクシーな波打ちベンチ。

展望スペースからの眺望。

続いては議会棟。
軒が木です。
壁の内側、見えない箇所にもたくさんの木が使われているとかいないとか。

議会棟は1Fが控室、2Fが議事堂という作り。
こちらが議事堂。一般住宅で20数棟分の木材が使われているそうです。

奥が傍聴席で、左手前には車椅子2台分のスペース。
右のガラス張りのところは、親子連れスペースです。
親子で市議会の傍聴に行く人は結構いるんでしょうか?
僕自身傍聴にいったことはないのですが、子を連れて行ってみたいと思いました。

机周りもたくさんの木が使われています。
賛成・反対ボタンや、カメラ・モニター周りも充実し、これは議会をスムースにするんだろうと思います。
より良い市政に繋がりますように。

以上です。
まだすべては完成しておらず、今後旧庁舎の解体してそこにまた新たな建物ができるようです。
新旧庁舎が並ぶ状態は今しか見られず、その景色が興味深いので、また見に行ってみようと思っています。

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