足尾中倉山の孤高のブナ

数年ぶりに山登りをしてきました。
足尾にある「孤高のブナ」がみたくて。
足尾に脚を運んだのは10年ぶりです。下は10年前に撮っていた写真。
あんまり風景の写真は撮っていないのですが、なんだか色彩のないところだなあと思って撮った記憶があります。

2011年5月の足尾

気のせいかもしれませんが、10年前よりも緑豊かな土地になっていたように感じます。
同じ場所からの写真は撮っていないので、よかったら脚を運んでみてください。
当時は帰省のタイミングで、バイクで鹿沼の峠を抜けていき、登山の準備などはありませんでした。
下から見えた東屋まで行き、数日前の熊情報を見て急いで帰ったことを思い出します。

そして今回は数年ぶりの子連れじゃない登山。
序盤からサウナにでも入ったような量の汗をかき、膝はケタケタと笑い大変でした。
山登りってこんなにキツかったっけ?と100回ぐらい思いました。
このところまった運動もしていなかったので、心をあらためることにします。

道中、近くにオオタカがいました。

広角レンズなので遠くに見えますが、実際には肉眼で模様がはっきり見えるぐらい近づけました。
カメラそっちのけで見ていたので、手ブレがひどいです。
あと同行の方が双眼鏡を持っていたので、それも貸してもらいました。
かっこよかったなあ。
その後も(僕には)急登をゼイゼイしながら登ります。

右に見えるのが目印登山口からずっと目印にしてきたローソク岩


ツツジ並木を抜けるとそこに「孤高のブナ」がいました。

尾根にぽつんとある「孤高のブナ」

とても力強く、心打たれました。
足尾の山々は、足尾銅山鉱毒事件で名前を知られています。
今回登った山もその一部。
ブナの左側が足尾銅山のある沢で、右側は緑豊かな山々が続きます。

沢向こうの山々の写真です。
お昼のファミチキバーガー越しですいません。
はじめて食べたのですが、景色も相まってとても美味しかったです。
ご覧のように沢の向こう側もまだ禿山になっています。

鉱毒ガスや酸性雨の影響らしいです。ゾッとしますね。
しかし銅山はすでに閉山していて、緑も徐々に回復しています。
また緑が増えていることを実感しに孤高のブナを見に行きたいと思います。
あと今回は体力の限界により波平ピークまでしかいけなかったので、沢入山にもアタックしたいです。

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